『黄昏二眠ル街』の紹介と感想。幻想的な東洋風の街&遺跡を探索ADV。雰囲気良し!
夢のように美しくて、どこか儚げな世界。
最高だろう、こんなの…
2021年4月14日にPCのSteam版でPLAYISMより発売になりました、
『黄昏二眠ル街』というアクションアドベンチャーゲームが個人的にとても好きだったので、ご紹介したいです。
- 『黄昏二眠ル街』について。個人制作のインディーゲーム!
- 『黄昏二眠ル街』ゲーム内容について。東洋風の街&遺跡を探索するADV!
- このゲームの見どころ。とにかく美麗で幻想的な世界。
- 音楽も良い…
- 微妙な部分もある
- 最後に
『黄昏二眠ル街』について。個人制作のインディーゲーム!
このゲームは、nocrasさんというフリーのイラストレーターさんによる作品。
nocrasさんは、「ファイナルファンタジーXIV」のバックグラウンドアーティスト(背景制作)や、「ポケットモンスター ソード・シールド」のフィールドマップデザインなどを担当されている方で、個人開発でのインディーゲーム作品は、今作が初とのことです。
…個人でこれだけのものを作れてしまうんだなぁ。すんごい。
『黄昏二眠ル街』ゲーム内容について。東洋風の街&遺跡を探索するADV!
ゲームは、自分の飛行船で旅をしている少女ユクモが、
とある街の近辺に来た途端に飛空船が故障してしまうところから始まります。
墜落しそうになりつつも、なんとか辿り着いた場所は、幻想的な深い霧に包まれた街、トウエン。
飛行船を直す材料を手に入れるために、ユクモは遺跡を探索して謎を解き明かすことになります。
遺跡の中は、動いたり消えたりする床や、ワープ装置など…様々な仕掛けがあります。
ジャンプアクションを中心に操作して、それらの試練をクリアしていきます。
ちなみに、アクションは空中ダッシュなど、ゲームの進行でアンロックされるものもありますよ!
私は3Dアクションがそこまで得意ではないので結構苦戦しました…。
でも、救済措置もあって、街を探索することで手に入るアイテム「おカネ」を集めて遺跡で使用することで、仕掛けをスキップしてクリア済にすることも出来ちゃうんですよね。
これは正直アクション下手にはありがたい…。
「おカネ」は、衣装を買ったり、家具を買ったり、他にも使い道があるので、貯めておいて頑張って自力でクリアするのも、もちろんありです。
そして、遺跡に進むには、街のいたるところに隠されている「大地の源」というアイテムが必要で、それを集める必要があります。
落ちてるのは道のはじっこや、草むらの中や、建物のてっぺんだったり…。
こうやって高いところから見渡して気がつく時もありますね。
このゲームの見どころ。とにかく美麗で幻想的な世界。
遺跡をクリアしていくと、街を包んでいた深い霧も徐々に無くなり、霧が晴れた後の街を歩くことが出来ます。
このゲームには時間の流れもあって、
街で探索を進めていると、少しずつ日が落ちてきて、夕方になり…
次第に辺りは暗くなって、夜になります。
本当に美しく、探索するのを忘れてしまいそうでした。
街で「大地の源」を探して集める必要があるので、
必然的に、街を隅から隅まで探索することになるんですが…
少し疲れたら、スクリーンショットモードに切り替えて、夜の街を撮影したり、
どこか良い眺めの場所はないかな、と行き先を変えてみたりと、
別の楽しみ方も出来るので、私はプレイしていて全然飽きませんでした。
個人制作ということもあり、世界観の統一が半端ないですね。
「これが好きなんだ!この世界を感じてくれ!」
という、製作者様の声が聞こえてくる気がしました。
さらにゲームを進めると、
飛空船が直り、空から街を見下ろすことが出来るようになります。
また違った景色が味わえて新鮮でした!
飛空船に乗らないと行けない場所も、もちろんあります。
音楽も良い…
音楽はミュージシャンのUjico*さんが作っています。
オシャレでオリエンタルなエレクトロニカ、夜の音楽は静かなピアノだったり…
世界観と音楽がハチャメチャにマッチしています…。
こちらは公式からのサウンドトラックトレーラーPVです。
ゲームの映像と合わせて、ぜひ見てください。
私はサントラ買おうかな、と思ってましたが、
Apple Musicで聴けたのでありがたく日々聴いています。
微妙な部分もある
- アクション部分の操作性がそんなに良くないです。ユクモを操作して遺跡をクリアするのですが…ジャンプが飛び過ぎたり、思ったように動いてくれないときがありました。
- 以上の点があるので、生粋の3Dアクション好きの方にはあまりおすすめはしません。アクションというより、探索アドベンチャーのつもりでプレイしたほうが楽しめるかと…。
- 移動中に見れるマップが無い!です。アップデートによりマップ自体は追加はされましたが、特定の場所に行かないと見られません。探索中に確認したいですよね…。
- ストーリー要素はほぼ無しです。でも私は、あっても良かったかな~くらいで、そこまで気になりませんでした。登場キャラも少ないです。
最後に
アクション部分をメインに期待してるならば、保留でも良いかもですが…
この、幻想的な東洋風の街のグラフィックを見て、心が躍る方にはぜひ遊んで欲しいですね!雰囲気が好きならば、ドンピシャだと思います。私はそうでした。
スクリーンショットをパシャパシャ撮ってるだけで楽しくて時間が過ぎていく…。
この時期、あまり遠出したり、旅行には行ってない方も多いのではと思います。
今度の休日は、ゲームで旅!!…っていうのもまたオツだと思いますよ。
PCのSteam版、¥1,980(税込)です!!
インディーゲームは価格が手頃なのも良いですよね~。
2021末~2022年春くらいを目処に、Nintendo SwitchやPS4でもリリースする予定だそうです。
↓以下、ゲームのHPリンクです。
『アンリアルライフ』の紹介と感想。個人的に神ゲー!ドット絵が美しいADV
個人的にマジで神ゲーだと思いました。
プレイして良かった…。
2020年5月14日にNintendo Switchでroom6より発売になりました、
アドベンチャーゲーム『アンリアルライフ』の紹介&感想になります。
私はすでにクリア済で、エンディングまで見ています!
※この記事はネタバレ無しの感想なので、未プレイの方もぜひ最後まで読んでくださいね。
- 『アンリアルライフ』について。ほぼ1人で4年かけて作り上げた独創的なゲーム!
- ゲーム内容について。サイコメトラーの少女と不思議な信号機の探索&謎解きADV
- このゲームの見どころ。ドット絵で描かれた世界が美しく惹き込まれる
- ホラーとまではいかないが、不穏なシーンもあり
- ストーリーの盛り上がり方が素晴らしかった!
- 微妙だった部分
- 最後に
『アンリアルライフ』について。ほぼ1人で4年かけて作り上げた独創的なゲーム!
このゲームは、個人ゲーム開発者の、hako 生活さんが4年間の月日をかけて、
グラフィックや、プログラム、サウンド、ストーリーなど全てをほぼ1人でつくり上げた作品です。
このクオリティのものが1人で作れるなんて、本当に驚きました…!
ちなみに、この『アンリアルライフ』は、
2021年3月12日に開催された、第24回文化庁メディア芸術祭のエンターテインメント部門にて新人賞を受賞しています!
文化庁メディア芸術祭といえば、有名なものだと過去にはアニメーション部門で「君の名は。」や「魔法少女まどか☆マギカ」が大賞を獲ってたりしてますね。
ゲームはドット絵で作られており、レトロ調でありつつも、イベントシーンでは1枚絵やアニメーションも入ったりと、とっても味わい深いものになっています。
音楽もピアノ曲やエレクトロニカをメインに綺麗なメロディの曲が多く、ゲームへの没入感を非常に高めてくれました。
ゲーム内容について。サイコメトラーの少女と不思議な信号機の探索&謎解きADV
このゲームは記憶喪失の少女ハルが、
高性能AI信号機の195と協力して、不思議な世界を旅しながら失った自分の記憶を探していくアドベンチャーゲームです。
ハルには、触ったモノの記憶を読み取る「サイコメトリー」の能力があり、
色んなモノや、人物に出会って、現在と過去を調べながら先へ進んでいきます。
信号機がしゃべるなんて、面白い設定だなぁ、と思いました!
電波?を飛ばして頭に直接語りかけてくるんですよね。
もし、自分が記憶喪失になってしまったら…なんて考えると、
そばで支えてくれる人がいるのは心強いですよね!…人じゃなくて信号機だけど。
ゲームでは、ハルを操作して色んな場所に移動しながら、気になった場所をどんどん調べていきます!
そして、怪しいポイントでは前述のサイコメトリーの能力も使用。
現在と過去の差異をチェックして、謎を解くきっかけを見つけていくのはとても楽しかったですね。
サイコメトリーの能力や、手に入るアイテムを活かした謎解きが多数あります。
簡単なものはスンナリ解けますが、難しいのは結構頭を使うかも。
このゲームの見どころ。ドット絵で描かれた世界が美しく惹き込まれる
ドット絵、もしくはピクセルアートと呼ばれる表現。
私はドット絵が大好きです…。I Love Pixel Art.
『アンリアルライフ』では、青を基調とした色合いのドット絵がふんだんに使用されており、青く深い、夜の世界をイメージ出来ます。
実写ではなく、ドット絵だからこそ感じる良さ。
リアル調ではないからこそ、そこに色々と想像する余地もあります。
結果、ゲームの世界観に惹き込まれていくんですよね。
また、効果音も秀逸で、タイルの上を歩く「カラン、コロン」という足音ですら心地良いです。クセになる音。
ホラーとまではいかないが、不穏なシーンもあり
なんで記憶喪失になったのか。
やっぱり、それは何か重要な出来事があったからですよね…。
イベントシーンの合間で時々ですが、不穏なシーンが入ります。
音楽とも相まって、なかなかの衝撃。
それは断片的な内容なので、
「え??今の、どういうことなんだろう??」と、気になってしまうんですよね。
ストーリーの先が気になってしまう…。
ストーリーの盛り上がり方が素晴らしかった!
後半になるにつれ、ストーリーはどんどん盛り上がり…
トゥルーエンディングでは、私はボロボロと泣いてしましました…。
ゲームでこんなに泣いたのは久々でした。
涙が出すぎてコンタクトが外れました。
エンディング部分は、最後の最後まで感動しっぱなしでしたね…。
数ある謎解きも、最後では総集編みたいな大掛かりなものになり、やりごたえがありましたね。
微妙だった部分
- 再プレイ時のためにイベントシーンのスキップ機能はあっても良かったかも
…くらいで、他は特にないです!
最後に
ドット絵が好きな方、画像やPVを見てゲームの世界観に惹かれた方には、
ぜひ遊んでほしいですね~。
夜が似合う今作。
静まり返った深夜にでも、ゆ~っくりとプレイしてみてください。
↓以下、ゲームのPV動画とHPです!
NintendoSwitch版に加えて、PCのSteam版も発売になっています。